あなたのネイルケアは大丈夫?間違ったケアが、二枚爪を悪化させる場合も。

爪のよくある悩みの1つに、「二枚爪」があります。医学用語では、爪甲層状(そうこうそうじょう)分裂症と呼ばれます。「二枚爪」とは、爪の先端が薄皮のように剥がれてしまうお爪のトラブル。間違ったケアが「二枚爪」を悪化させてしまうこともあります。

今回は、二枚爪となる原因、及び、二枚爪になってしまった場合の適切な対処法についてお話します。

二枚爪になる原因は?

爪の構造から考える二枚爪の原因

一見1枚にみえる爪ですが、実は薄い角質層が雲母のように重なった、3層構造になっています。爪の表面から、トッププレート(背爪)、ミドルプレート(中爪)、アンダープレート(腹爪)と呼ばれています。
衝撃などの理由で、これら3層の爪の間に空気が入り、空気が入ったところから爪の層がめくれあがってしまうことが二枚爪と呼ばれる状態です。

生活習慣から見た二枚爪の原因

二枚爪の外的要因としては、「衝撃」や「乾燥」が考えられます。

  • 爪の先をどこかにぶつける
  • キーボードのタイピングで爪に衝撃を与える
  • 爪切りで爪をパチン!と切る
  • 取れかけのジェルネイルを無理やり剥がす
  • 剥がれてしいまった爪先を自分でむしってしまう
  • 水仕事や除光液によって爪を乾燥させる etc

これらは、思っている以上に爪に負担がかかっています。衝撃や乾燥により、3層構造が崩れて二枚爪になることがあります。

また、内的要因としては、栄養不足があります。

層と層の間がはがれにくい、強い爪を作るためには、タンパク質・ミネラル・亜鉛・ビタミンを意識的に摂ることが大切です。

二枚爪の対処法と予防法

二枚爪になってしまったら?

二枚爪になってしまったら、まずは、二枚爪の部分を爪のピンクの部分のギリギリまで、爪やすりで削ってしまいましょう。痛くてギリギリまで削れないという方は、痛くならない部分まででOKです。

この際、爪やすりは1方向にやさしく動かすことがポイントです。

爪やすりで爪を削ることに慣れていない方は、いっぺんに短く削ろうとして、力いっぱい往復掛けをしてしまう方が多くいらっしゃいますが、それでは反って二枚爪を悪化させてしまいます。

目の荒いやすりを使うこともNG。なるべく目の細かい、柔らか目のやすりを使うといいでしょう。
また、表面の剝がれてしまったところは、ついつい削って綺麗にしてしまいたくなるかもしれませんが、表面を削ることで爪が薄くなり、折れやすくなってしまう為、お勧めできません。

二枚爪にならないために

爪の保湿に対応したクリームや、ネイルオイルでのケアが一番です。クリームやネイルオイルで保湿することで、剝がれてしまったところを目立たなくするという効果もあります。

なお、お休み時にはクリームをつけてコットン製の手袋で爪を保護しておくと、よりクリームの作用を実感しやすくなるでしょう。

また、ネイルハードナーやベースコートは、外的衝撃や乾燥から爪の表面を守るといった意味で、有効な手段です。このタイプの強化剤は、補強だけではなく爪に必要な栄養素をあたえてくれるものもあります。一日おきに塗り重ね、1週間後に落とすといった使い方をする場合が多いです。

但し、オフをする際に、除光液でゴシゴシこすって落としてしまうのでは逆効果。爪の表面が剥がれて、再び二枚爪になってしまうのです。

「ネイルハードナーやベースコートを使っているのに、二枚爪になってしまった」という方は、オフのやり方も見直してみてください。

  • 除光液をつける前に、オイルを塗って乾燥しないようにする。
  • 爪の大きさにカットしたコットンに除光液を含ませ、よく溶かしてから爪の表面はこすらないようにやさしくオフする。
  • オフした後は、手洗いしてから必ず保湿

そんなひと手間で改善することもあります。それでも、二枚爪が治らない場合には、ネイルハードナーやベースコートの強度が強すぎるという可能性も考えられます。

その場合には、ネイルハードナーやベースコートの量を減らすか、使用を中止し、ネイルオイルやクリームのみのケアに切り替えてみましょう。傷んだ爪が修復されるということはないので、傷んだ部分が伸びきるまでは爪を休ませることが大切です。

まとめ

今回は、二枚爪の原因や、対処法についてご紹介してきました。先端がなめらかに削り、小まめに保湿を行うことで、二枚爪は改善してしていくことが多いです。

NyarNail.(にゃあねいる)では、地爪ケアの一環として、二枚爪の方のケアも行っています。
爪やすりを上手に使えないという方は、地爪ケア専門店でのお手入れも検討してみてくださいね。

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